ドラマ仕立ての新春音楽特番にPerfumeら7組が出演

2008年12月15日 21:52
2009年1月2日深夜、フジテレビで特別番組「チェルシーホテルへようこそ」の放送が決定。この放送にPerfume小池徹平中川翔子、JUJU、伊藤由奈夏木マリ、俳優の佐野和真の7組が出演することが明らかになった。
この番組は「チェルシーホテル」を舞台に設定した、シチュエーションドラマ風の音楽番組。チェルシーホテルはニューヨークに実在するホテルで、多くの芸術家やミュージシャンに愛され、数々の劇的なドラマと事件を生んだ名所となっている。
番組では女性アーティストたちがこのホテルの住人という設定で登場し、さまざまなトークを交わしつつライブパフォーマンスを披露する。ドラマ仕立てのこの番組でPerfume、JUJUらがどんな演技を見せるのか注目が集まる。

大分県、非正規雇用者の家賃助成へ 国の対策「待てぬ」

2008年12月15日22時25分
 「雇い止め」や解雇で、社員寮や社宅などの住居を失う非正規社員が相次いでいる問題で、大分県は15日、契約打ち切り後も寮や社宅を無償で提供する企業に家賃を補助することを決めた。1室当たり月額4万円が上限。支援対象者を約650人と見込み、総額約4千万円を確保する予定。16日、補正予算の追加案として県議会に提案する。
 県雇用・人材育成課によると、対象は、今月1日以降に雇用契約を打ち切ったり解雇したりした非正規社員に、無償で社員寮などを提供した企業。今月中に解雇されるなどした非正規社員の場合は来年1月末まで、それ以降は原則1カ月分の家賃を企業側に助成する。
 国も企業側に月額で4万〜6万円分の家賃を助成する方針を固めているが、同課は「年末も迫っているが、国の対策がいつ始まるか分からず、待っていられない。失業した人たちの住宅への不安をいち早く解消したかった」としている。

君が代で着席、教職員側が敗訴 福岡高裁判決

[http://www.asahi.com/national/update/1216/SEB200812150007.html:title=2008年12月16日0時42分
]
 北九州市立の小、中、養護学校の入学式や卒業式での君が代斉唱をめぐり、着席して歌わなかった教職員17人と教職員組合が、職務命令に従わなかったとして、市教委から受けた処分の取り消しや損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、福岡高裁であった。丸山昌一裁判長は校長の職務命令については合憲と判断。減給処分4件の処分を取り消した一審・福岡地裁判決の原告勝訴部分を取り消し、処分は適法だったとした。教職員側は近く上告する。
 丸山裁判長は君が代斉唱などを指示した校長の職務命令について、「君が代が教職員の歴史観や世界観を直ちに否定するものと認められない」として一審と同様、憲法19条(思想良心の自由)、同20条(信教の自由)に違反しないとの判断を示した。
 一方、教職員らの不起立行為について「儀式的行事の雰囲気を乱し、保護者らに不安を抱かせた」などと述べ、地方公務員法で禁じられた信用失墜行為にあたると指摘。北九州市教委による減給処分は「同種の職務命令違反を繰り返しており、裁量権の逸脱とは言えない」と結論付けた。
 判決によると、教職員らは89〜99年の入学式などで、校長から「起立して斉唱」と職務命令を受けたが、「特殊な歴史的背景を持つ君が代は歌えない」と着席したまま歌わなかった。
 この日、判決後に福岡市内で会見した原告の一人の竹森真紀さんは「市教委側のとるに足らない主張をなぞった不当判決だ」と憤った。北九州市教委学務部服務争訟担当の上村一臣課長は「主張が認められた妥当な判決」との談話を出した。
 君が代をめぐっては、伴奏や斉唱、起立の拒否などに伴う処分などについて多くの訴えが起こされているが、下級審での判断は分かれている。最高裁は昨年2月、音楽教諭に君が代のピアノ伴奏を命じた校長の職務命令は合憲との初判断を示している。

倹約JAL社長、世界が注目 バス通勤や社員食堂利用

2008年12月16日3時1分
 販売不振にあえぎ、議会に資金援助を求めている米自動車大手「ビッグ3」首脳が破格の高給を取り、しかも議会に専用ジェットでやってきたことへの批判が国際的な話題となるなかで、バス通勤している日本航空(JAL)の西松遥社長(60)の「倹約ぶり」が海外メディアで注目を浴びている。
 きっかけは、11月に米CNNが放送した東京発のリポート。経営再建に取り組む西松社長が都営バスで通勤したり社員食堂に並んだりする映像とともに、07年度に自らの年収を960万円に減額したことなどを紹介。世界有数の航空会社の最高経営責任者(CEO)として「異例」とし、「同年代の早期退職者と痛みを分かち合う必要がある」という本人の言葉も伝えた。
 経営不振なのにCEOが巨額の報酬を得ている米国流との違いを強調する内容だっただけに、放送後、東京のJAL本社には「感激した」「米企業も見習うべきだ」「私のニューヒーローだ」といった米国からのメールに加え、カナダやオランダからも「努力に拍手」「経営者の手本」などの称賛の声が相次いだ。番組の映像がインターネット上にも転載されると、17万件以上のアクセスがあったサイトも出たという。
 予想外の大反響に西松社長は「社員と痛みを共有するのは当然。このように取り上げられ、戸惑っています」とコメント。JAL広報部は「日本の経営トップの感覚としては、さほど特別な取り組みではないとの認識です。文化の違いでしょうか」と話している。(佐々木学)

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フィギュア:真央SP2位 小塚は同首位 GPファイナル

 【高陽(韓国)来住哲司】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日、当地の高陽アイスアリーナで開幕し、第1日は男女とペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスオリジナルダンス(OD)が行われた。
 女子は浅田真央(愛知・中京大中京高)が65.38点で2位、中野友加里プリンスホテル)が62.08点で3位、安藤美姫トヨタ自動車)が55.44点で5位につけた。史上2人目の3連覇を狙う金妍児キム・ヨナ、韓国)が65.94点で首位。
 男子は小塚崇彦トヨタ自動車)が83.90点でトップに立った。2位はジェレミー・アボット(米国)で78.26点、3位はブライアン・ジュベール(フランス)で74.55点。アイスダンスはイザベル・デロベル、オリビエ・シェーンフェルダー組(フランス)が首位。ペアはアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が首位で、川口悠子アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)は最下位の6位スタートとなった。
 ○…中野友加里がほぼノーミスの演技を見せ、自己ベスト(61.10点)を更新する62.08点で3位につけた。
 「今季一番のSPだと思う。3位に入れて驚いている」とホッとした様子。練習熱心さには定評があるが、NHK杯の後は短時間で密度の濃い練習をすることを心がけ、「ファイナルに来られたことだけでもうれしい」という。3位だった05年以来3年ぶりの表彰台が見えてきた。
 ▽安藤美姫(3回転ルッツで転倒し5位) 久しぶりの1番滑走で緊張した。失敗しないように守りに入るのでなく、思い切ってやろうと思った。(フリーで)4回転サルコウを入れるかどうかはコーチと相談して決めたい。
毎日新聞 2008年12月12日 20時11分(最終更新 12月12日 22時35分)

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生命の源・アミノ酸、隕石衝突で簡単に合成…実験で確認

 地球の生命に欠かせないアミノ酸などの有機物が、隕石(いんせき)が海に衝突する際の化学反応で簡単に合成できることを、物質・材料研究機構東北大学のグループが実験で確かめた。
 現在分かっている原始地球の大気組成に基づいて、生命物質の合成に成功したのは世界で初めて。科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに8日発表する。
 アミノ酸などの起源については、米国の化学者ミラーが1952年に、アンモニアやメタン、水蒸気を詰めたフラスコ内で放電、アミノ酸などを合成した有名な実験がある。
 しかし、原始の大気は、当時考えられていたようなアンモニアやメタンが主成分ではなく、二酸化炭素と窒素、水蒸気だったとする説が有力。この組成では、ミラー実験のような化学反応は起きないことから、生命物質の由来は再び謎となっていた。
 グループは、窒素ガスで満たした金属筒に水と炭素、鉄などを封入。超高速でプラスチック製弾丸を衝突させて筒の内部を瞬間的に約6万気圧に上げ、隕石の海洋衝突を再現した。その結果、アミノ酸の一種のグリシンや、脂肪酸、アミンといった、生物の体を構成する基本分子が生成した。
 同機構の中沢弘基・名誉フェローは「現段階で考えられる合理的なシナリオだ」と話している。
(2008年12月8日03時05分 読売新聞)